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用語集
アスベスト(石綿)とは、どのような物質ですか?
有名な発がん性物質。

アスベストは、他の「一般繊維状鉱物に比べて種々の優れた物理特性があり安価なため、広く使用されていましたが、 近年、肺ガン等の悪性腫瘍を引き起こす原因物質であることが判り、国内の各産業分野においても使用の禁止や代替えが相次いでいます。
なぜ、水道水中に混入するのですか?
国内でも水道管の強度を上げるためにアスベストセメント管が1932年から採用されましたが、アスベスト管の侵食や腐蝕により水道水中に大量に混入するため、 人体への危険性や悪影響の恐れから、1988年に全面使用禁止および製造中止になっています。水道局でも、水道水のpHが低いとアスベストセメント管等を腐蝕溶解するため、 腐蝕性を表す新しい指標(ランゲリア指数)を用いて水質管理をするようになっています。最近では水道管の腐食による混入ばかりでなく、ビル等の建築解体物中のアスベストからも、 水道原水中に混入しています。
アスベストセメント管は現在どれくらい使われていますか?
国内の全水道管のうち、約20%がアスベストセメント管です。現在もアスベストセメント管の撤去工事が進められていますが大都市や住宅密集地域の増加により 完全に取り除くことは困難といわれています。
どれくらいの大きさのものが、どの程度水道水に含まれているのですか?
ある実態調査では、水道水1リットル中に多い所で実に180万本、平均でも92万5千本ものアスベスト繊維が含まれていました。 この調査された水道アスベスト管中に存在するアスベスト繊維のうち44%が直径0.04~0.06ミクロンという極めて小さなものであり、 さらに小さい0.02ミクロン以下のアスベストが34%水道水中に溶けていたことが報告されています。このような針状結晶体は、従来の浄水器では除去不可能です。

0.0001ミクロンの逆浸透膜を採用しているG WATER ジー ウォーター浄水器なら微小なアスベストでも除去できます。
アスベストの人体への影響は?
アメリカの報告では直径が0.05ミクロン以下長さが5ミクロン以上の細くて長い繊維ほど発ガン性が高いと発表しています。アスベスト繊維が小腸壁を貫通し、血中に移行、腎皮質や膵臓、肝臓、腸間時などに蓄積され消化器系(食道・胃・腸)ガンや肺ガン、腹膜ガンなどが発生することが知られています。 ここで一番大切なことは、水道水中のアスベストは煮沸しても消えずどんなに小さくても、体内に蓄積されて発ガン性そのものを失わない物質である、と言うことです。
水道法水質基準について
日本の水質基準(アスベスト)・・・現在、基準値は設けられていません。

    大気の場合
    労働安全衛生法 大気1ミリリットル中 2本以下
    大気汚染防止法 大気1リットル中  10本以下
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