ミネラルウォーターにはたくさんの種類があります。
スーパーなどで最近売上げを伸ばしている「ミネラルウォーター」。
各社が販売にしのぎを削り、今や200種類以上ものミネラルウォーターが売り出されています。
しかし、販売されているものの中でも、その水質について不明なものはかなりの数を占めます。
「ミネラル」と称して、
無機質の石灰などが多く含まれているものや、どこかの地下水に人工的にミネラルを追加したものなどもあるようです。
ミネラルウォーターを作る原水には基準が設けられていますが、その基準は水道水より軽いものです。
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水道水 |
ミネラルウォーターの原水 |
ヒ素 |
0.01mg/l |
0.05mg/l
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亜鉛 |
1mg/l |
5mg/l |
フッ素 |
0.8mg/l |
2mg/l |
マンガン |
0.05mg/l |
0.3mg/l |
“まずくて危ない水道水”の不信感から売上げが急増したミネラルウォーターも、すべての製品が“安全で美味しい水”だとは言えないのです。
問題なのは、消費者が安心してミネラルウォーターを選ぶための基準がなく、メーカーを信じるしかないことです。
この所の世間を賑わす大手食品メーカーのニュースを皆様もご存知だと思います。
東京のテレビ局がミネラルウォーターを買い集め検査してみたところ、高濃度の硝酸性窒素が数本から検出されたと報告しています。また、水に関する意識の高いアメリカでさえもスプリングウォーター(湧き水:日本でいうミネラルウォーター)は高濃度の硝酸性窒素や放射性物質、 異物混入などによる回収騒動が頻発し問題になり、
現在はスプリングウォーター系のミネラルウォーターは市場の陳列棚から姿を消しつつあります。
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